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弘前市との連携に関する協定を締結

 今般、地域の課題に迅速かつ適切に対応し、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展に寄与することを目的として、弘前市(櫻田宏市長)と学校法人弘前城東学園(下田肇理事長)は、包括的な連携と協力に関する協定の締結を行うこととなり、9月25日(水)、本学にて協定締結式を執り行いました。

 本学と弘前市は、以前より、同市からの依頼に応じて、「市総合防災訓練への学生の参加、アップルマラソンでの救護活動の支援や食育フェスティバルへの参加などいろいろな分野で活動を行ってきました。年度始めから、更なる連携を深めることを目的として協議を重ね、今般の協定締結に至りました。本連携協定は、本学としては初の自治体との連携協定締結となります。

 11時から行われた締結式には、弘前市側から櫻田市長、清藤企画部長はじめ関係者にご出席いただきました。本学?田副学長から協定の趣旨ならびに締結の経緯についての説明後、櫻田市長と下田理事長がそれぞれ協定書に署名をし、無事協定の締結となりました。

 櫻田市長は、「貴学園とはこれまでも、市の防災訓練への学生参加やアップルマラソンにおける救護活動など個々の事業において協力いただいていた。包括連携協定の締結を契機として、貴学園が有する専門分野における教育研究機能や学生・教員といった人的資源を活用し、新たに食文化や介護福祉などの分野にも協力をお願いしたい。市が取り組んでいる活力ある地域社会の実現に向けて、連携がより一層図られることを期待する。」と述べました。

 締結後、下田理事長は、「本学園は、建学の理念であるホスピタリティー精神に根差した、医療や介護福祉の分野に寄与できる人間性が豊かで有能な人材の育成に努めてまいりました。また、地域貢献を建学の理念のもう一つの柱として掲げています。地域貢献室を中心にいろいろな分野で弘前市に協力してきましたことは、櫻田市長様からも述べていただいたところです。
現在、少子高齢化により地方の衰退が憂慮される中、地域の活力をいかに維持するかは喫緊の課題です。地域の活力を取り戻し、すぐれた人材を地域で育て、そこに定着させるために、地域の大学・短大のこれまで以上の積極的な役割が求められています。弘前市との連携協定は、ホスピタリティー精神に基づいた教育資源の還元とさらなる地域貢献の意思を示すものであり、学生・教職員が今まで以上に弘前市に関心を向け、市の課題解決とさらなる発展に取り組む、新たな出発点となることを確信しています。本協定の締結により双方に連携の効果が上がることを期待する。」と述べました。

このあと、学生の代表として協定締結式に出席した、地域貢献室学生会長三上舞央奈さんからは「地域との連携事業が増えていくことはとても楽しみです。これからも継続して、学んでいる専門性を活かすことのできる事業の計画や運営をしていきます。」と抱負が述べられました。また、救急救命研究会長小山景衣さんからも「今まで参加してきた防災訓練や救護活動のほかに、連携によって新たな事業に参加できることは、研究会全員とても楽しみにしています。」と抱負が述べられました。

連携事項

  1. 地域の健康・医療・福祉に関すること
  2. 地域の防災及び学校施設の防災拠点に関すること
  3. 教育及び人材育成に関すること
  4. 学術の調査・研究に関すること
  5. 地域文化の振興に関すること
  6. ボランティアに関すること
  7. 地域の産業振興に関すること
  8. その他、目的を達成するために必要と認める事項

今回の協定締結による新規連携事業として、自主防災組織立ち上げ支援や防災士養成講座、市内小中学生を対象とした体験学習など10項目について予定しています。今後、市の担当部署と計画的に協議を行い、連携活動の具体化および活性化を図っていく予定です。