12月1９日(月)１3時から「2023年度入学生 早期合格者セミナー」を開催しました。この早期合格者セミナーは、４月に入学するまでの時間を利用して、大学(保健学部)・短期大学部(救急救命学科・口腔衛生学科)での「目標」をより明確にするとともに、本学からの課題に取り組むことによって、４月から「グッドスタート」ができるように準備を行うためのプログラムで構成されています。
「早期合格者セミナー」の開催は、今回で５回目の開催となります。本セミナーには、大学・短期大学部の学校推薦型・総合型選抜合格者のうち１1７名が参加しました。セミナーは密集を避けるために保健学部、救急救命学科、口腔衛生学科単位で3会場に分かれて実施し、入学前教育の目的、入学前教育提出課題の説明、大学生活での質問への回答、学科・専攻からの説明、先輩からの激励メッセージ、そして参加者同士の交流を行いました。
医療のスペシャリストを目指す学生を育成する本学では、今年度も、入学後に履修する「人体構造学」や「人体機能学」を学ぶ上で大変重要な「生物基礎」の人体にかかわる部分を大学及び短期大学部(救急救命・口腔衛生学科)で必修課題とし、各設問に解答・自己採点して提出することを義務付けています。
入学前教育推進部会の教員から「入学前教育の目的」と「入学前教育必修課題」の説明を行い、課題設定の趣旨及び提出方法についての留意点を詳しく解説しました。参加者は、入学後の学びをイメージし、真剣に教員の説明に聞き入っていました。
質疑応答コーナーでは事前に受付した質問について、担当教員から回答いたしました。大学生としての身だしなみ、住居やアルバイトのこと、奨学金の申し込み方法や学修におけるパソコンの必要性等を解説しました。参加者は自分の大学生活に関わることでもあり、熱心にメモを取っていました。
また、毎回アンケートでの評価が高い、在学生(１年生)からの応援メッセージは、「後輩に今、伝えたいこと」をテーマとして、自らの体験をもとに自分の言葉で話してもらい、参加者に入学までの期間と入学後の大学生活をイメージしてもらいました。
また、学科・専攻単位で4～5名のグループにわかれて参加者同士の交流企画を行いました。自己紹介に始まり、入学する前に頑張ろうと思っていることや入学までに準備しておいた方がいいこと等などを一人ずつ発表してもらい、会話が弾んでいました。終わるころにはようやく緊張もほぐれて、笑顔も多く見られました。
15時のセミナー終了後には、個別相談会も開催し、学生寮やアパートの相談や奨学金の手続き方法についての相談が多かったようです。
【参加者アンケートから】
保健学部の参加者アンケートでは、「入学前の学習の大切さや大学生活のイメージを持つことができました。」「入学までの間に何をすればよいかを具体的に知ることができてよかった」「グループを作って話し合う時間もとても楽しかったので、大学生活がますます楽しみになりました！」「先輩方からアドバイスなどを聞く機会は、あまりないので大変参考になりました。」「基礎学力をしっかりと身に付けておかなければとすごく焦った。これから復習を頑張りたいと思った。」「初対面だったけど楽しく会話することができ、不安に思っているのは自分だけじゃないということが分かり安心しました。」という記述が多く見られました。
また、救急救命学科の参加者アンケートでは、上記に加え、「これからがスタートだと確信した。」「救急救命学科の一員としての自覚を持ち、入学前からの学習に取り組みたいと思う。」「自分も先輩達みたいなすごい救急救命士になりたいと思った」「入学までに体力と学力を身につけたい」「合格した安心感がある反面、残りの高校生活の時間も無駄にはできないと感じた。気を引き締める良い機会にもなりました」「生物基礎の課題を何度も繰り返して解こうと思った」という記述がありました。
第二期生となる口腔衛生学科の参加者アンケートからは、「入学前にクラスメイトになる人と交流する機会や先輩から学校生活の事を聞いたり先生方から話を聞いたりと4月からの生活が楽しみになりました。」「実際の授業風景を見ることができたのが一番嬉しかった。また、短大で学ぶために何が必要かなどのあやふやな部分を補ってくれた」「合格して終わりではなく、入学までの勉強で大きく差がつくことに気が付きました。歯科衛生士になるために今からしっかり勉強の習慣を再度身につけたいと思った」という記述がありました。
本セミナーに参加した皆さんはすでに合格が決まり、4月の入学に向けてグッドスタートができる準備の時間があります。この時間は皆さんのアドバンテージです。このアドバンテージを是非、有効に活用して、グッドスタートができるよう準備しましょう。
最後に、メリハリある残りの高校生活を有意義に送っていただくことを祈念いたします。