1月20日(土)に青森県教育委員会と県スポーツ協会は青森市で県体育功労者や県特別優秀選手賞などの表彰式を開催しました。
表彰式において本学保健学部医療技術学科言語聴覚学専攻3年の山田奈瑚さん(青森市出身)は、アーチェリー競技の部で「スポーツ大賞」と「特別優秀選手賞」を受賞しました。
山田さんは、鹿児島県で行われた「2023年全国障害者スポーツ大会」のアーチェリー競技(リカーブ30mダブルラウンド)において、大会新記録で第1位という優秀な成績をおさめました。
山田さんは、重度の難聴のため手術により人工内耳を装用しておりますが、勉学とスポーツを両立させて今回の優秀な成績に結び付けたものです。
また、人工内耳の手術後に行った言語聴覚士(ST)とのリハビリもSTに興味をもった、きっかけの一つだと語り、そのSTの方が卒業した本学に入学したとのことでした。
「将来は、聴覚領域に関われるような病院への就職を目指しており、できれば子供の発達支援にも関わっていきたいです。自分の経験を生かした支援ができるSTを目指しています。」とのことでした。
最後に、「最終学年の令和6年度は、8週間にわたる学外での実習も控えており、不安でいっぱいですが、臨床に出て活躍できるようたくさんの知識を吸収したいです。また、2026年に本県で開催される全国障害者スポーツ大会での優勝に向けて練習方法を工夫し、引き続き、勉学と競技の両立を図っていきます。」と力強く今後の抱負を語ってくれました。
本学は、これからも、山田さんを学園全体でサポートしていきます。
【表彰項目】
令和5年度 青森県体育功労者
スポーツ大賞
◇アーチェリー
特別全国障害者スポーツ大会アーチェリー競技障害者
女子リカーブ30mダブルラウンド優勝(大会新記録)
2023年公益財団法人青森県スポーツ協会
特別優秀選手賞
◇アーチェリー