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令和6年度 夏季学園講話会が開催されました

令和6年度6月8日(土)、本学体育館にて、大学・短期大学部在学生および教職員約700名が出席し学園講話会が開催されました。

今回は、台北市 中山医学大学副学長 歯学博士 張育超先生を講師としてお迎えしました。遠方より来訪して頂き、張先生の研究分野である「歯周病の画期的発見 歯周病と全身のつながり」という演題で、60分間の講話を頂戴いたしました。講話は全編英語で行われ、弘前大学名誉教授カーペンター先生により同時通訳で行われました。

講演に先立ち、張先生が在籍している中山医学大学について、動画を通じて説明が行われ、本学の学生に対し、「機会があればぜひ来てください。」と、話され和やかな雰囲気となりました。

講演は、張先生の研究分野である歯周病と健康について説明が行われました。「歯周炎は、世界中で最も蔓延している口腔疾患の一つであり、微生物バイオフィルムによって引き起こされる慢性炎症性疾患である。免疫的に媒介される歯周組織の破壊を特徴としている」を導入とし、症例やグラフ、概念図のスライドを使って講話は進められ「研究で歯周炎は神経系、心血管系、呼吸器系、消化器系、および免疫系の障害と関連していることがわかっている。

そのことから、歯周病は、口の中の問題だけでなく、生活の質や体の健康に大きく関わっている。口の中の歯垢を落とさなければ蓄積し、口の中の細菌が少しづつ歯ぐきへと侵食していく。そして免疫力低下した場合、細菌が口から全身へと悪影響をもたらす。

元気な歯や歯ぐきは、口の中だけでなく体の健康に関わり、そのためには、歯を磨き歯垢を落とさないといけない。定期的に歯医者に行き歯石を取ることも大事。なによりも歯を磨き口の中を清潔に保つことが健康へとつながっている。」と、述べられました。

講演終了後、英語通訳のカーペンター先生のほか、台湾語通訳の杉澤様にもご登壇いただき質疑応答の時間を設けました。そこにおかれましても、本学学生や教職員からの質問に一つ一つ丁寧にお答えいただき、大変貴重な講話会となりました。

張先生、通訳をご担当いただきましたカーペンター先生、杉澤様、お忙しい中、本当にありがとうございました。