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令和2年度学位記・終了証書授与式が挙行されました。

令和3年3月20日 弘前医療福祉大学及び弘前医療福祉大学短期大学部の学位記および修了証書授与式が本学体育館で挙行されました。
今年度は保健学部98名、短期大学部82名の計180名の卒業生が本学の学び舎を巣立っていきました。

本年度も昨年度同様、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、会場内の座席間隔を広げるため、式への参列は卒業生と教職員のみとし、保護者及び来賓の皆様のご臨席はご遠慮いただきましたが、保護者の皆様には式の様子をライブ配信いたしました。また、式次第についても一部省略して実施いたしました。

下田肇理事長・学長は卒業生に向けて「在学中君たちに、多くの支援をしてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、社会に役立つ活動をする心を常に持っていてほしい。本学の建学の精神である相手を思いやる心、相手に尽くす心である「ホスピタリティスピリット」を忘れずに社会に尽くしてほしいと思います。また、私たちがこのコロナ禍を乗り越えるためにも、諸君の知性と若さ溢れるエネルギーをそのために注いてほしいと思います。卒業は実社会への入学の日でもある。諸君、一人一人が持つ無限の可能性を信じ、自己研鑽に努めて、常に前向きに理想を求めて生きる人間となることを希望する」と式辞を述べました。
また、相澤短期大学部学長は、「これから医療、福祉の専門職として活躍する皆さん、皆さんが接するのは弱い立場の人々です。本学で学んだホスピタリティー精神を忘れることなく、仕事に励んでいただきたいと心から願っています。令和元年度に卒業する皆さんは、令和時代のフロントランナーであり、この時代の主人公として生きる運命を背負っています。地域を支え日本を支える主役が皆さんです。未来に向かって力強く前進してください。」と式辞を述べました。

保健学部医療技術学科言語聴覚学専攻3年三浦真生さんの送辞に応えて、卒業生代表として、短期大学部救急救命学科の佐藤雄飛さんが答辞を述べました。佐藤さんは、「私は災害現場で活躍する救急隊員にあこがれて救急救命学科に入学しました。毎日の講義や訓練は想像以上に大変でしたが、全員で号令をかけてヘトヘトになるまで走らされた後の「和衷協同」を感じた瞬間の感動。そしてある時、心肺停止のご老人に遭遇し、クラスの仲間と協力し講義で習得したAED処置をし、救急隊員に引き継いだ経験。今振り返って、この3年間は本当にあっという間でした。多くの人との出会いや経験があり感謝に堪えませんが、何よりも一番の理解者であり、救急救命士になりたいという夢を応援してくれた両親には深く感謝したいと思います。
私たちは本日、それぞれが志した道に向かい一歩を踏み出します。保健医療福祉をはじめ地域の暮らしを守る仕事や食育のスペシャリストとして仕事に就きます。この先幾多の困難に直面するかもしれませんが、本学で培った知識、技術を糧に、日々邁進して、精一杯地域社会に貢献したいと思います。」と力強く誓いました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本学園で学び培った、ホスピタリティー精神をはじめとした、すべてのことに誇りと自信を持って、地域に貢献する新社会人としてご活躍されることを教職員一同心よりお祈りいたします。